東京の有楽町で、持続可能な新しい価値を生み出すためのイベント『SusHi Tech TOKYO 2024』が開催されています。
2023年12月5日~2024年3月10日までは、『都市にひそむミエナイモノ展』が開催されていて、その展示の中で当社がお手伝いした3D空間の展示があります。この展覧会のコンセプトは、『人やAI、生き物が抱く記憶や気配、生活を支える技術など都市にひそむ多様なミエナイモノを体験し想像する』というものです。
入口すぐの展示『gluon + 3D Digital Archive Project』に、我社は協力しています。テーマは、『建築・都市の記憶を後世に残すことはできるか』です。 かつて「名建築」と評された多くの建築物が、老朽化などで惜しくも解体されています。それらの建築物を、精緻な3Dデータとして保存し、そのリアルな質感や構造をデジタルで人々に体感してもらうことで、建築に新たな命を与えることが展示のコンセプトです。 今回の展示のような技術を使えば、世界中から参加可能な建築ツアーを開催したり、コンサートなどのイベントを、失われた建築物の中でバーチャル実施したりすることができるのです。フィジカル空間(物理空間)に存在した建築物に現代の技術をかけ合わせ、サイバー空間(デジタル空間)上で新たな用途を見出していく。そのプロセスは、まるで細胞が入れ替わるように、建築のメタボリズム(新陳代謝)を促す試みともいえるのです。
さらには、現存する建物や都市を3Dデータ化することで、フィジカル空間とサイバー空間をデジタルツインでつなぎ、人やロボット、アバターなどと共存する世界をつくる『Common Ground』の構想へと利活用されていくのです。 展示内容は、既に解体された『中銀カプセルタワー(黒川紀章設計)』や『都城市民会館(菊竹清訓設計)』のAR体験やメタバース体験などです。 この展覧会の入場は無料で、子供も楽しめる催しとなっています。お子様をお連れになるのもよし、デートでおとずれるのもよし、仕事で有楽町に行ったついでもよし。
ぜひ訪れてみてください。
SusHi Tech TOKYO 2024https://www.sushi-tech-tokyo2024.metro.tokyo.lg.jp/
都市にひそむミエナイモノ展https://sushitech-real.metro.tokyo.lg.jp/second/concept/
コモングラウンドリビングラボhttps://www.cgll.osaka/
-
都市にひそむミエナイモノ展:開催概要
展覧会名 都市にひそむミエナイモノ展 Invisibles in the Neo City 会期 2023年12月15日(金)〜2024年3月10日(日) 休業日 月曜日(ただし1月8日、2月12日は開場)、1月9日、1月24日、2月13日、年末年始(12月29日〜1月3日) 開場時間 平日 11:00〜21:00(最終入場 20:30)
土休日 10:00〜19:00(最終入場 18:30)入場料金 入場無料 お問い合わせ 03-6456-3220