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国際宇宙産業展のJAXA様出展ブースに参加しました

今こそ”KUMONOS®

こんにちは。クモノクコーポレーション(株)の研究開発部です。

2024年2月20日から22日に東京ビッグサイトで開催された、2024国際宇宙産業展にJAXA様の出展ブースにて、JAXA様と共同研究した「移動式基準球を活用した3Dレーザースキャナーによる広域・長大空間の精密把握技術」について展示させていただきました。

JAXA様のブースではSLIMの模型や、月面での撮影をしたLEV-2(変形型月面ロボット)などが展示されていました。

SLIM(1/2モデル)展示 LEV2の模型

その他にも当社と同じように、JAXA様と共同研究した内容の展示があり、日立造船様が当社展示も含めたJAXA様ブースのVRコンテンツを公開しておられます。下記からご覧いただけます。ぜひご覧ください。

2024 国際宇宙産業展 出展のおしらせ | 日立造船株式会社 (hitachizosen.co.jp)

(VRコンテンツはこちら▶ r81487748.theta360.biz/t/8bf9d2e2-ccad-11ee-baed-0a7fdda087bb-1 )

クモノスコーポレーション展示の様子測

今回はタイムリーなことに2024年120日のSLIM月面着陸もあり、各業種の企業の方だけでなく一般の方も大勢見に来ていただきました。皆様、SLIMの構成について、またLEV-2のデモンストレーションにと興味津々でした。

企業の方々は各社展示している研究内容や、宇宙産業への参入方法のリサーチなど目的様々でした。当社と同様に測量に携わっている企業の方ともお話させていただき、新たな取り組みとして宇宙産業に携わりたいとの熱い想いも伺えました。今後、宇宙産業、特に月面の計測技術の開発が活発になると確信いたしました。

 

「広域・長大空間の精密計測」はどのような活用が見込めるか

月面開発事業を進めるためには地球上と同じように、地形を高精度に計測する必要があります。
1月20日のSLIM着陸にあたっても「高精度着陸技術」を目指すためには、着陸する場所の「障害物の有無」や「地形の平坦性」が重要となっていました。ただ、月面での作業は有人作業が困難であるため、無人での作業が重要になってきます。そこで、本研究技術を活用できれば月面開発が大きく進むのではないかと考えております。

今後の研究に向けて必要な技術・機能の検討と課題抽出を実施、月面計測に向けて前進できたと思います。

共同研究の詳しい内容については、JAXA様の各種メディアにて公開いただいております。ぜひご覧ください。

▶YouTube

https://youtu.be/wOKb_0rSRKc

▶X(twitter)

https://twitter.com/JAXA_jp/status/1759425371425112096

▶facebook

https://www.facebook.com/jaxa.jp/posts/pfbid0CC1wZUhF6PYumpL3WPKfYBj9j5GwXBn9CarTR6HY8SaXi8ear8zm5z3JSkg5U8fJl

▶JAXAデジタルアーカイブス

https://jda.jaxa.jp/result.php?lang=j&id=a6082ad94f80f0a5aaca852a96027759

 

今後の展望

今回は月面のような広域・長大空間の計測手法と無人計測について、検証・課題抽出を実施いたしました。
その中で、計測精度の向上や、特に無人計測に向けたロボット開発が月面計測にとって重要になってきます。
今後も引き続きJAXA様と宇宙産業にも使用できる技術の研究開発を進めてまいりますので、月面を計測するためのロボット開発を、一緒に開発していただける企業様を探しております。
協力していただける企業様がおりましたら、ぜひご連絡いただければと思います。

無人計測ロボットのイメージ図