こんにちは!クモノスコーポレーション営業担当Fです。
さて、弊社は現場で使用する機器はKUMONOSや3Dレーザースキャナが主となっておりますが、その「KUMONOS」と「3Dレーザースキャナ」を組み合わせたトンネル調査技術が国交省点検支援技術性能カタログに掲載されているのです!!!
組み合わせることでどうなるの…?最後まで見ていってくださいね!
KUMONOSと3Dレーザースキャナの組み合わせたトンネル調査技術とは
KUMONOSは遠方からひび割れ幅・位置・長さを2次元及び3次元で計測することができ、専用の解析ソフトを使用することで自動図化することができます。
3Dレーザースキャナで対象物を計測することで正確な点群データを取得でき、トンネルや橋脚の形状はもちろん、スタジアムやテーマパークなど広大な空間も3Dモデリングや図面作成することができます。
▶3Dレーザースキャナ FARO Focus Premium – クモノスコーポレーション株式会社 (kumonos.co.jp)
それぞれの計測データは同一の基準点を基に計測しているため、3Dスキャナで計測した形状にKUMONOSで計測したひび割れを3次元として表現することができます。
したがって、2つの技術で作成した3次元データと、設計データや過去の計測データとを比較することにより、トンネルの変状とひび割れの経年変化を1つの図面で把握するという今までできなかった要因追及が可能になりました。
さらに!
どちらも遠方より非接触で対象物を計測できるため、従来目視点検で行っている高所作業が不要となり、安全に点検することは、リスクマネジメントにもつながります!!
点検支援技術性能カタログに掲載
このトンネル調査技術は「新技術」として2021年「シン・クモノス」に続き新たに掲載されることとなりました!!!うれしい限りですね~。
●技術番号
TN010016-V0122
光波測量機「KUMONOS」及びレーザースキャナを用いたトンネル調査技術
作業手順
作業手順を簡単にご説明いたします。
① KUMONOS及び3Dスキャナで共通となる基準点を設置します。
② KUMONOSでは変状箇所を細かく計測し、3Dスキャナでは構造物の形状を計測します。
③ それぞれの計測データを解析した後、貼り合わせることで展開図の完成です。
KUMONOSと3Dレーザースキャナを掛け合わせるメリット
安心安全に調査が可能
従来点検では高所作業車が必要となりますので安全な位置から計測が可能です。
データを一元管理できる
対象物のひび割れの変位と構造物の変状が1つの図面にまとめられるため、変状が原因でひび割れが発生しているか等、発生起因を確認できる。
工期短縮が図れる
管理通路があれば交通規制をしなくても計測が可能です。
KUMONOS及び3Dレーザースキャナで取得した計測事例
トンネル
のり面
トンネルのみならず、土砂災害を未然に防ぐのり面点検に活用できます。
上記事例のように、点群データをメッシュ化することで、過年度との変状解析で危険予知に役立ちます!
2つの技術を組み合わせることにより、さまざまな構造物の調査を行うことができ、ストックマネジメントに寄与する画期的な技術です!
ご質問、不明点がございましたらお気軽にお問合せください。
読了していただきありがとうございました。