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外壁診断

新赤外線調査システム THERMO DELTA(サーモデルタ)とは?

今こそ”KUMONOS®

企画戦略室の永坂晴瑠です。部署異動から暫く経ちましたが、未だ慣れぬことも多く、毎日てんやわんやと業務を行っています。新しいことを学ぶ時は、刺激的で「よし頑張るぞ」と心から沸き立つものがあります。

さて、前回は「新入社員が一年目にすると良いこと」を綴りました。今回は「新赤外線システム TERMO DELTA(サーモデルタ)」について綴っていきます。

THERMO DELTAとは

赤外線サーモグラフィで測定した温度データを、外壁診断用として最適な解析手法により自動分析し、図面や画像に転送できるシステムです。

従来の打診調査に加え、この「新赤外線システム TERMO DELTA」を使用することによって、外壁の温度異常箇所を発見し、より正確な外壁の浮きの箇所を探し出すことが可能です。

なぜ浮きが分かるのか

以前にも紹介したように、従来の打診調査では、音により浮きの箇所を判断していました。浮きの箇所では音の変化が表れるだけでなく、下地と表層がしっかりと接着している箇所と温度差が生じます。

浮きの箇所では下地と表層の間に空気層ができるためです。この温度差が生じている箇所を自動抽出する機能を有するのが「新赤外線システム TERMO DELTA」です。

また、打診調査は打診棒やテストハンマーが届く範囲しか行うことができません。届かない範囲を赤外線サーモグラフィで撮影し、温度異常箇所を判断することが可能です。