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3次元計測

3Dレーザースキャナで計測した「点群」の活用事例をご紹介

今こそ”KUMONOS®

こんにちは。クモノスコーポレーション空間情報事業部の池山です。

前回の記事では3Dレーザースキャナで計測したデータは「点群」と呼ばれるものになる、「点群」とは一体どんなものなのかをご説明いたしました。

今回は、点群データの代表的な活用法をテーマにしたいと思います!

活用事例①:図面の作成

  • 現況横断図

  • ボリューム算出(Real Works Survey)

  • 点群断面

  • 点群メッシュ(50cmピッチ)

弊社で3Dレーザースキャナの業務を取り扱う際に一番メインとなるのが図面作成業務となります。

3Dレーザースキャナで現場を計測し、その点群から図面を作成します。

一般的に点群は任意の箇所で切り分けることができますので、図面が欲しい箇所の断面がすぐに手に入ります。

点群はあくまで点の集合体なので、CADソフトなどでトレースをして図面として仕上げる必要がありますが・・・・。

しかし、ここでのメリットは任意の場所で断面を切ることが出来ることにあります。

3Dレーザースキャナで現場を一通り計測していれば、後から追加でほしい図面もすぐに対応できるというメリットがあります。3次元データとなっているので平面図、断面図、立面図の全てを点群から作成することができます。

常に現場が手元にある、というわけです。

活用事例②:3Dモデリング

  • 点群データ

近年グッと需要を伸ばしてきているのが3Dモデリングです。

その分野は幅広く、建築、土木、プラントなど・・・・あらゆる業種からの需要が非常に高まっています。

設計図からモデリングをするのが一般的ですが、点群から3Dモデリングをするメリットは”今の現況を知る”ということにあります。

点群から現況のままモデリングをすることで、設計時、施工時からどれだけ変化したのかが分かるようになります。図面とは違い構造物そのものをモデリングするので詳細な情報が手に入ります。

例えば、ビルの改修工事のために足場を組むことになり、設計図を元に3Dモデリング、足場や資材搬入のシミュレートをする際に、今の現況の3Dモデルがあれば、計画していた足場の位置は本当に正しいのか、資材置場に新設された設備などは無いのかなどの確認を行うことが出来ます。

”今、その構造物や地形がどうなっているのか””3次元的に知る”ことで、その後の作業の短縮や安全管理に非常に役立っています。

まとめ

いかがでしょうか。点群の活用法について少しでも知っていただけたら幸いです。

3Dモデリングについては特に、業種別にモデル作成後の用途が異なってきますが、この辺りについてはまたいつか記事に出来たらいいなと思っております。

点群から3Dモデリングを行うという点はモデルをどう使っても同じなので、どんな業種にも対応出来るということもポイントですね。

クモノスコーポレーション㈱では点群の活用法についてのご相談を承っております。