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外壁診断

【徒然なるままに外壁調査 その①】~打診調査とは。いまの位置づけ~

今こそ”KUMONOS®

外壁調査というと、「打診調査」を思い浮かべる方も多いと思います。
打診調査とは、タイルやモルタルの表面を専用の道具で叩き、その音の違いによって浮きや剥離の有無を確認する調査手法です。
健全な部分と浮きのある部分では打音が明確に異なるため、適切に行えば精度の高い確認が可能です。

打診調査が「確実な調査」と言われてきた理由

打診調査は、

  • 壁面を直接確認できる
  • 浮きの位置をピンポイントで把握できる

という理由から、長年にわたり外壁調査の中心的な手法として用いられてきました。
建築基準法に基づく定期報告制度でも、「全面打診等」が基本とされてきた背景があります。

ただし、すべてを打診で行うのは現実的ではありません

一方で、建物全体を打診調査しようとすると、

  • 高所では仮設足場や高所作業車が必要
  • 調査だけで時間と費用が大きくかかる

という問題が生じます。
建築基準法に定められた定期報告ではもちろんのこと、大規模修繕の計画を立てるための事前調査としても、あまりに費用がかかってしまい調査としては重くなりすぎてしまいます。

現在は、赤外線調査も正式に位置づけられています

現在では、一定の要件を満たした赤外線による外壁調査について、国土交通省が「打診調査と同等以上の精度を有する調査手法」として正式に位置づけられました。
赤外線調査は、

  • 足場を組まずに
  • 外壁全体を面的に把握できる

という特長があり、建築基準法の定期報告や、修繕計画前の調査として高い合理性を持っています。
現在では、建築基準法に基づく定期報告でも、ドローンなども含む赤外線調査を前提とした運用が広く行われています。

外壁調査はコストと精度のバランスのとれた「組み合わせ」が基本です

昔と違い、現在の外壁調査では、

  1. 赤外線調査で外壁全体の傾向を把握
  2. 必要な箇所に限って打診や近接調査を実施

という合理的な進め方が可能になっています。
打診調査が不要になったわけではありませんが、あくまで部分的に使う調査手法として位置づけが変わってきています。

クモノスコーポレーションの外壁改修ベース調査

クモノスコーポレーションでは、独自の赤外線画像解析システムTHERMO DELTA(サーモデルタ)により、通常の赤外線調査よりも精度高く外壁タイルの劣化状況を見える化します。
赤外線画像解析システムTHERMO DELTA(サーモデルタ)を主軸として、

  • 外壁全体を客観的・面的に把握
  • 必要に応じて打診・ロープアクセス・ドローン調査を補完

することで、外壁改修の範囲・数量などを過不足なく抽出する「外壁改修ベース調査」を行っています。
外壁改修では、工事内容よりも先に、「外壁の状態をどう把握するか」が結果を大きく左右します。外壁修繕を計画される場合には、まず「全体をどう把握するか」を考えてみてください。