企画戦略室の永坂晴瑠です。地震や台風と身に危険を感じる災害が立て続けにきています。皆さん、安全に十分配慮してお過ごしください。
夏も近づいてきて、暑く蒸し暑い日が続くと思います。熱中症対策もお忘れなく。
さて、前回は「新赤外線システム THERMO DELTA(サーモデルタ)」について綴りました。
今回は、当社の主力技術の一つである「3Dレーザースキャナ」の仕組みについて、以前にも、簡単に説明します。他の執筆者が綴ったかもしれませんが、改めてご一読いただければ幸いです。
3Dレーザースキャナとは?
3Dレーザースキャナは、計測対象に触れることなく、地形や構造物の三次元データを取得可能なノンプリズムの計測機器です。
従来の測量機での「単点」の測量・計測と違い、1秒間に数千~数十万点の情報を高速・高精度に取得できるため、対象物を「面」的に計測でき、図化やモデリングはもちろん、新設・リニューアルの検討や維持管理等様々な分野で活躍しています。
この3Dレーザースキャナとこれまで培ってきた当社の技術のノウハウを織り交ぜることにより、より良い精度の計測とご要望への迅速な対応が可能となっております。
どのように計測しているのか
3Dレーザースキャナの計測原理は、計測対象にレーザーを照射し、距離と確度情報を取得し、3次元座標を取得するものです。
1秒間に数千~数十万点のレーザーを照射するため、取得した3次元データは、点の集まりという意味で一般的には「点群データ」と呼ばれています。この「点群データ」をお客様のご要望に応じて処理していきます。