こんにちは。広報担当の大谷です。今回は3Dレーザースキャナを使った計測事例の中から、プラントについて取り上げます。
プラント計測の需要が増加
クモノスコーポレーションでは、十数年前から3Dレーザースキャナを使った計測サービスをご提供しており、業界トップクラスの実績を誇っています。サービス開始当初から現在に至るまで、計測対象物は土木や建築分野が中心です。
しかし、ここ数年になって、新しい業界のお客様から頻繁に計測依頼をいただくようになりました。それがプラント業界です。
現状の配管の把握を効率化
プラント業界のお客様が必要としているのは、現状の配管を把握することです。プラントは、レイアウトの変更や改造などを繰り返すことで、建設当初とは大きく異なる姿になってしまいます。
そこで、新しい設備を導入しようと思っても、既存設備の状況が把握できていないことで、導入計画の策定に時間がかかってしまいます。
何百・何千もの配管を、人の手で1本1本寸法を測り、メモをとり、それをもとに図面を引き・・・と、想像しただけでぞっとするような、膨大な時間がかかってしまう作業ですよね。
それを解決するのが、3Dレーザースキャナです。それでは、実際に弊社が実施したプラントでの計測サービスをご紹介します。
プラントの現状把握のための3Dレーザースキャナ計測
こちらは、設備増設に伴う現況確認をされたいお客様からの依頼を受け、弊社が計測サービスを実施した事例です。計測からデータ処理までを詳しくご紹介します。
現場計測
3Dレーザースキャナを内部に設置し、3次元点群データを取得します。狭い空間に配管が入り組んでおり、1回の計測ですべての形状を取得することはできませんので、少しずつスキャナの位置を変え、繰り返し計測します。
取得した点群データ
こちらが取得した点群データです。一見写真のようですが、3次元データとして視点を変えてあらゆる方向・角度から見ることができます。
点群データからモデリング
点群データをもとに、モデリングを行います。弊社が導入している大規模点群処理ソフトウェア、InfiPointsは、膨大な点群の中から配管を検出し、自動でモデリングを行ってくれる優れたソフトです。
モデルデータ完成
モデルデータが完成しました。主な配管から階段など、細かい部分まで計測できました。このデータは、
- 任意の箇所の寸法確認
- 新設備との干渉確認
- 各種図面作成
など、さまざまな目的で活用できます。
プラント計測ならおまかせください
いかがでしたか?クモノスコーポレーションでは、大小さまざまなプラントをこれまで数十件計測しており、短期間で高い精度のデータ取得が可能です。また、計測目的を伺い、お客様ごとに最適なデータ処理・活用方法をご提案いたします。
プラントの現状把握で悩まれている場合は、ぜひ1度弊社までお気軽にお問い合わせください。
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