株式会社ニュージェック様と共にTeledyne BlueView社製 水中3Dソナー「BV5000」と、FARO社製3Dレーザースキャナを用いて、下水処理場の沈殿池・分配槽を計測致しました。
下水処理場などの施設は稼働を止めることが難しいといった理由などから、調査が困難である箇所が多く存在します。その点、水中3DソナーBV5000は、音響を利用し物体の形状を点群データとして取得するため、液体の濁り具合に影響を受けにくく、視界0の濁水内でも計測が可能です。施設内の水を抜くことなく、稼働したまま構造物の調査・点検が可能です。
また、水上の構造物部分は地上型3Dレーザースキャナを用い点群データを取得。水中3Dソナーから取得した水中部の点群データと合成し、構造物全体のシームレスなデータを作成。
当点検技術は、国土交通省発行の「点検支援技術性能カタログ」にも掲載されています。
【技術番号:BR030037-V0324 スキャニングソナーとレーザースキャナによる橋梁基礎形状計測技術】
今回は使用しておりませんが、水中3Dソナー本体を船に固定し、移動しながら河川や海中内を広範囲に計測する艤装計測も対応しております。
水中地形や構造物の調査、点検にお困りの際は、お気軽にクモノスコーポレーションへお問い合わせください。
本プロジェクトについて、水道産業新聞に掲載されました。
詳しくはこちら▶水道産業新聞に当社技術が掲載されました

使用機材【Teledyne BlueView社製3Dスキャニングソナー「BV5000」】
1スキャン最短約6分の高速スキャンで周囲360°・最大30m※の3次元点群データを取得。透明度(視界)0でも計測可能で、水中構造物の状態調査やダム、防波堤などの亀裂調査、橋梁土台の検査に最適。
点検支援技術性能カタログ掲載
【技術番号:BR030037-V0324 スキャニングソナーとレーザースキャナによる橋梁基礎形状計測技術】
※分解能の設定・現場条件が最高の場合