杭施工支援サービス

#ビル・オフィス#道路・橋梁・トンネル・ダム #測量・施工管理・杭施工

独自技術で円柱構造物の中心・尖端を正確に計測

クモノスコーポレーション独自の“同心円照準”「バーム」を搭載したトータルステーション「Baum Station(バームステーション)」を使用して、従来の焦点鏡では計測不可能だった円柱構造物を正確に計測します。
また、これまでレーザー光が通過して計測が困難とされてきた構造物の角や尖った先端部の座標も正確に計測できます。

Baum Station

杭施工を強力にバックアップ

杭位置、傾斜角をリアルタイム計測

Baum Stationで、杭施工時に打設中の杭の位置や傾斜角を計測し、正確な位置へ誘導することが可能です。
通常、杭の建ち測定(鉛直測定)では、測量器2台を同時に用い、2方向から計測を行いますが、Baum Stationは作業員1人が1台のトータルステーションを使うだけで、より精密な計測がリアルタイムで行えることから、より精度の高い施工が可能になります。
計測される側の杭には、計測の基準となるマーキングや反射板などは必要ありません。

精度管理履歴を記録

建築物の足元を支える基礎杭が正しく打設されたことを証明する記録の必要性が高まっています。
Baum Stationを使った杭施工では、システムの画面をスクリーンショット画像として保存することで、杭心位置、掘削位置、沈設位置、掘削後杭位置の4つの工程を表示した画面を保存することができます。また、これらの画像を利用し、施工報告書を作成することができます。

Baum Station cloudなら計測情報をリアルタイム共有

Baum Station cloud(バームステーションクラウド)【NETIS登録(KT-210074-A)】は、Baum Stationでの 測定結果をリアルタイムに分かりやすいビジュアル 画面で情報共有するシステムです。
複数端末で同時に確認できるため、測定者と重機オペレータが杭心ずれの大きさをリアルタイムで確認しあったり、監督者に同時に共有することも可能です。

Baum Station Cloud オペレータ閲覧画面測

BaumStation cloud
【NETIS登録番号:KT-210074-A】
Baum Stationクラウドシステムは、基礎杭施工における目印杭や掘削穴の確認、既製杭沈設時などの杭心確認に使われているBaum Station(「バームステーション」)での測定結果を、ICTによってリアルタイムに分かりやすいビジュアル画面で情報共有するシステムです。

BaumStationを活用した工法のご紹介

パイリング・メジャーメント工法【NETIS登録(KT-170098-VE)】

パイリング・メジャーメント工法は、埋込み杭の施工位置精度の向上と作業の効率化を実現する測量工法です。
削孔中の重機ロッド心、杭建込み時の杭心を計測することができ、これまで出来なかった施工中の杭心管理が可能になります。従来工法の問題を解決し低コスト・高品質な杭施工を実現します。
※パイリング・メジャーメント工法は株式会社測建様のサービスです。

パイリングメジャーメント工法のご紹介

パイリング・メジャーメント工法の特徴

杭の中心を測定できるトータルステーション「Baum Station」を用いた測量工法で、杭の中心位置と傾斜角を1台で計測できます。

・これまで出来なかった施工途中の偏心量を計測できます。
・杭打ち機から離れた安全な場所で計測できます。
・稼働中の重機を停止させることなく回転ロッドの中心を計測できます。
・各工程で計測することが、測量チェックとなるため、早い段階で測量ミスを発見できます。
・測量データとして記録が残ります。
・杭へのマーキングが不要です。
・「杭心ずれ」の不安を軽減します。

パイリングメジャーメント工法
【NETS登録番号:KT-170098-A】
パイリングメジャーメント工法は、埋込み杭の施工位置精度の向上と作業の効率化を実現する測量工法です。
当社の独自技術「BaumStation(バームステーション)」を使用して、削孔中の重機ロッド心、杭建込み時の杭心を計測することができ、これまで出来なかった施工中の杭心管理が可能になります。
従来工法の問題を解決し低コスト・高品質な杭施工を実現します。

従来工法の課題

埋込み杭の施工では、既製杭の建込み位置や傾斜角を計測し、高い精度を保ちながら打設する必要があります。しかしながら、施工前に地面へ設置した杭心の目印杭を測量したあとを最後に、施工終了後まで測量は実施されません。つまり、施工中の測量は実施されていないということになります。

杭心の正規の位置からのずれ、いわゆる「杭心ずれ」の確認は、杭頭掘り出し時に測量して初めて分かることなのです。管理値を超える「杭心ずれ」が発生すると、構造変更や杭の位置変更による予定外のコストと工期延長につながります。この管理値は掘削後に実測して初めてわかる数値のため、「杭心ずれ」を事前に検討する場合もあります。

【従来工法の問題点】
・施工中の測量が実施されていない
・逃げ杭心の設置精度が低い
・逃げ杭心からの検尺精度が低い
・「杭心ずれ」が発生したときの原因特定が困難
・測量が間違っているとそのまま施工される
・前工程の測定精度があとの工程に大きく影響する
・杭頭掘り出し時に杭心を測量し、この時点で初めて杭の偏心量「杭心ずれ」が確認できる

従来工法の課題を解決します!

従来工法では、掘削後に杭頭を計測し偏心量と傾斜角を算出しています。
しかし、杭の大部分が地中に埋没しているため正確な数値を算出することができず、本来の支持力を発揮できているかどうか不安が残ります。
そのため、杭心ずれを許容するためにフーチングを設け、柱の数よりも多くの杭を施工し柱を支えています。

パイリング・メジャーメント工法の導入で、施工途中に偏心量と傾斜角を計測できることから、作業開始から終了まで常に数値確認が可能。施工精度の向上を実現します。杭が本来の支持力を十分に発揮することで、安心かつ耐久性に優れた建築物の施工に貢献します。

ノンフーチング工法の実現

ノンフーチング工法は、フーチングを使用せず基礎杭と建造物の柱を直接接合する工法で、工期短縮・資材節約・工数削減を実現できるすばらしい工法ですが、フーチングが無いことから高い杭心精度が要求され、杭心ずれが管理値を超えた場合の打ち直しリスクが高く、敬遠されることもあります。
パイリング・メジャーメント工法の導入により、ノンフーチングで高い杭心精度を実現します。

杭打設ナビゲーションシステム【NETIS登録(KT-140010-VE)】

※クモノスコーポレーションでのサポートは終了しています。詳しくはお問い合わせください。

杭打設ナビゲーションシステムは、Baum StationとPDA(携帯情報端末)と無線で構成された、杭を正しい位置へ誘導するナビゲーションシステムです。
Baum Stationで杭の中心(表面)を2カ所計測し、予め登録している杭情報から、中心軸の傾きと位置を瞬時に計算し、杭打ち機のオペレータ視点で画面表示をおこないます。
さらに正規の位置までの補正量をナビゲーションします。

Baum Station と杭打設ナビゲーションシステムのご紹介