ポータブル3DスキャナーFARO Quantum Max

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文化財から工業製品までミクロン単位でデジタル化

FARO Quantum Max

FARO Quantum Maxは、3Dモデリング、リバースエンジニアリング、CADベース設計用途向けに開発された、接触、非接触(スキャン)とリモート軸を統合したポータブル3Dスキャンアームです。
動きが滑らかな多関節式7軸アームと、対象物をとらえるための回転軸テーブルにより、ワークを回転させながら様々な方向からスキャニングアプローチが可能。
複雑な形状や、穴や局面の多い対象物も簡単・スムーズに計測する事ができます。最大100kgの重量ワークにも対応できます。

新しい Laser Line Probe は計測対象と目的に合わせて3種類の中から選ぶことができ、スキャニングの速度や解像度を飛躍的に向上させます。
また計測データは穴埋め、スムージング等を行い、即座にメッシュモデルとして最適化が可能です。
CADで認識できるファイル形式への変換もOK。
他にも多くの3Dスキャナーが苦手としてきた「黒色」「光沢素材」であっても、計測可能範囲が大幅に広がりました。

デザイン、形状情報そのままを3Dデータとして取得できるので、時間やコストをカットしながら、
繊細で高品位なデータを計測する事が可能です。

Quantum Maxの特徴

製造現場に持ち込んでの測定が可能

持ち運びができるので、製造現場に持ち込んで測定できます。
例えば据え置きタイプの門型の測定器は、高精度に測定ができる反面、特別な環境の測定室にわざわざ計測対象を持って行かなければなりませんが、Quantum Maxならその必要がありませんので、作業の効率化が図れます。

測定したい箇所を直観的に測定可能

アームはフレキシブルな関節で構成されているので自由自在に動かすことができるため、簡単なオペレーションで測定したい箇所に直感的に測定が可能です。
また、カウンターバランサーにより測定時の負担が大幅に軽減されます。

3D CADデータと比較してより効率的に

測定対象の3D CADデータがあれば、その場で簡単に設計値との差違を簡単に測定できます。

用途に合わせて2つのアプローチ

Quantum Maxは、1台で2役の使い道があります。
・プローブを使った接触測定:幾何形状を精度よく迅速に測定できます。
・レーザラインプローブを使った非接触測定:複雑な曲線などで形成された自由形状も簡単に測定できます。
もちろん1つの測定対象に2つの計測を併せて使用することも可能です。

活用事例

  • 設計変更、取り替え、新デザインの取り入れや、競合解析を実施する際に素早く既存の部品を3Dデジタル化など、リバースエンジニアリングとして。
  • 文化財のデジタルアーカイブとして、唯一無二の形状をデータとして残したり、図面の無い対象物のデジタルライブラリの作成などに。
  • 製品のデジタルマーケティング用の素材や、映像や映画の特殊効果や対象物の3DモデルやCGコンテンツの制作として。
  • 抜き取りによる品質検査、不具合品が戻ってきたと際の解析、研究開発の試作品段階で使用