こんにちは。広報担当の大谷です。今回はひび割れの幅が測れる「クラックスケール」が入った名刺を作成する方法をご紹介します。
ひび割れ幅が測れる名刺
弊社が開発したひび割れ計測システム「KUMONOS」。100m先にある、幅0.4mmのひび割れの幅・形状・位置を計測し、簡単にCADデータ出力ができる画期的なシステムです。
この技術を知っていただくための展示会やセミナーなどで、お客様にお渡ししているものがあります。それがこの「クラックスケール入り名刺」です。
通常の91x55mmサイズの名刺ですが、紙ではなく透明なプラスチック素材でできており、端部にひび割れ計測のためのゲージが印刷されている点が特徴です。
お客様にKUMONOSについてご紹介する際、まずは従来の「クラックスケールを直接ひび割れにあてがい、幅を読み取ってスケッチする」というひび割れ計測方法を、この名刺を用いて再現します。
続いて、このようなクラックスケールを使わずに、離れた場所から安全かつ正確な計測が可能であるというKUMONOSの利点をご説明することで、お客様によりKUMONOSについて知っていただくことができます。
クラックスケール入り名刺の注文方法
では、この名刺はどうやって制作したのでしょうか?弊社では、大阪府守口市にある奥山印刷さんに発注しています。
選べるパターン
クラックスケールのパターンは6種類の中から選ぶことができます。弊社ではEタイプを採用していますが、最小目盛りを0.04mmに変更していただいた特別仕様にしています。
デザイン可能範囲
ロゴや会社名、連絡先などを記入できるフリーデザインスペースは、およそ80x26mmです(Aタイプの場合)。
弊社ではEタイプを選択しているので、左側のスペースが若干狭くなります。イラストレーターを使って目盛りの邪魔にならない範囲にロゴなどを配置しました。
フォントのエラーを回避するため、データを送信する前に、すべてのオブジェクトをアウトライン化してください。
実際に制作してみました
版下を確認してから約2週間、クラックスケール入り名刺が届きました。1,000枚が一束になっています。
1枚1枚に透明なフィルムが貼られているので、使用する際はフィルムを剥がしてください。
実際にひび割れの上に重ねてみました。このひび割れは、KUMONOSのデモンストレーションの際に使用している、ひび割れを発生させたモルタルを貼り付けたプレートです。
いかがでしたか?ひび割れ計測業務をアピールする際に便利な、こちらのクラックスケール入り名刺。ぜひ活用してみてください。
もちろん、ひび割れ計測自体を行いたい場合は、クラックスケール不要のひび割れ計測システム「KUMONOS」がございますので、お気軽にお問い合わせください。