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海外事業

外国人社員の日本語力を把握したい!弊社が導入した日本語テストとは?

今こそ”KUMONOS®

こんにちは。広報担当の大谷です。さて、今回は外国人社員を採用するにあたり、どうやって応募者の日本語能力を把握するかについてご紹介します。

 

弊社では現在、約10%の社員が外国人であり、出身国は中国、ネパールなどさまざまです。海外事業展開のため、これからも積極的に海外人材を募集・採用する方針です。

その人材の採用活動については、まずは就職を希望する方と直接お会いし、日本語および英語での面接を行い、意思疎通に問題がなければ採用を決定する、というシンプルなものでした。

しかし、今後も活動を続けていくにあたって、応募者の日本語能力を、客観的な試験を活用して事前把握しておくことで、よりスムーズな採用が可能になるのではと考え、今年から「BJTビジネス日本語能力テスト」の導入を決めました。

BJTビジネス日本語能力テストとは

http://www.kanken.or.jp/bjt/ から転載

BJTビジネス日本語能力テストは、漢検で知られた日本漢字能力検定協会が実施している日本語能力試験です。聴解、聴読解、読解の3種類で構成されており、合計80問・2時間の試験です。0~800点満点で受験者の能力を測定します。

この試験は、その名の通りビジネス日本語の能力を測ることが可能であることが特徴です。この試験におけるビジネス日本語能力は、日本語で仕事をする上で避けられない、敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語)の適切な運用ができているかを問うことによって測定されます。

試験の詳しい内容は、BJTビジネス日本語能力テストの公式ページからご確認いただけます。

JLPTと比較したBJTのメリット

現在、最も有名な日本語のテストは、JLPT 日本語能力試験ですが、BJTとは大きな違いがあります。

BJT ビジネス日本語能力テスト JLPT 日本語能力試験
受験方式 指定会場でのコンピュータ受験 指定会場での筆記試験(マークシート)
試験結果 取得スコア算出(0~800点)および6段階のレベル 合否判定方式(N1~N5の5段階)
結果通知時期 受験終了後すぐ 受験翌月下旬(インターネット出願者の場合)
受験日 通年(Webで希望日を申請) 年2回(7月、12月)
受験料 6,999円 5,500円

試験結果

JLPTの場合、合格・不合格を判定する形式のため、受験者があらかじめどのレベルを受験するかを決定する必要があります。仮に、受験者がN2を受験したとして、不合格であった場合、実際のレベルがN3なのか、それともN4なのかは、少なくとも次の半年後に再度受験し結果が出るまではわかりません。

それに対して、BJTはスコア算出形式のため、現在の受験者のレベルを、1回の受験で把握することができます。

結果通知時期

JLPTでは、試験結果がわかるのは最短でも受験の翌月下旬です。しかし、BJTの試験結果は、指定会場での受験終了後、その場でスコアレポートが手渡されます。また、PDF形式の証明書もインターネット上で発行できます。

受験日

JLPTの受験日は、例年7月と12月の2回のみです。ちなみに今年は7月1日と12月2日(両日とも日曜日)です。7月1日に受験したい場合、2ヶ月以上前の4月25日までに申し込む必要がありました。

しかし、BJTは日本全国にある指定会場で、ほぼ毎日受験することができます。オンラインで申し込む際、最短では2~3日後の受験予約が可能です。

このように、すぐに受験でき、すぐに結果がわかる点が、BJTビジネス日本語能力テストのメリットです。これらの理由から、弊社ではJLPTではなくBJTの導入を決めました。

申込み方法

受験申込みにあたっては、本試験を実施しているピアソンVUEのサイトから行えます。このサイトで受験者のログイン情報や支払い方法(クレジットカード・銀行振込・バウチャー購入)、受験会場・日時を入力します。

また、企業・団体などで1度に10名以上が受験する場合は、アカウントの登録が作業が煩雑になるのを防ぐため、団体受験が可能です。

来週は、受験当日の流れや、試験結果についてご紹介します。お楽しみに。