皆さんこんにちは!クモノスコーポレーション空間情報事業部の池山です。
ここ最近「3Dレーザースキャナ」という言葉をよく耳にすることはありませんか?業種を問わず、様々な場面で活躍している3Dレーザースキャナ。
でも、そもそも3Dレーザースキャナって一体どういうものがあるの?と思う方も多いはず。この記事では、代表的な3種類をご紹介します。
据置型レーザースキャナー
3Dレーザースキャナーの中で今最も主流となっているのが据置型レーザースキャナーです。
一般的に、三脚の上に据付を行い、計測を行います。スキャナーを中心に全方向をスキャニングするのが特徴で、屋内外問わず短時間で正確な3Dデータを取得できます。また、カメラを搭載しているレーザースキャナーであれば、現実の色彩を3次元データに加えることができます。
建物や構造物、道路、トンネル、橋梁、遺跡、プラント、工場、犯罪・事後現場などあらゆるものや場所を短時間でデジタルドキュメント化し、3Dモデリングや図面化を高精度かつ迅速に行うことができます。
アーム型レーザースキャナー
アーム型レーザースキャナーは非常に精細なデータを計測できるスキャナーです。特にものづくりの現場では強い力を発揮し、CADデータとの比較検査、金型や部品のリバースエンジニアリングなどに使用されます。
据置型とは違い、局所的なスキャニングを得意とするレーザースキャナーです。
ハンディースキャナー
手に持って計測が行える小型のレーザースキャナーです。非常に軽量で操作も直感的なのが特徴です。また、データはタブレット端末にリアルタイム表示され、いち早く3次元データのチェックが行えます。
レーザー距離が短いので主に室内、構造物(手の届く範囲)の計測がメインとなります。携帯性が優れているので、もっとも身近に使用できるスキャナーの一つです。他の3Dレーザースキャナーに比べて器械のコストが低いことも選ばれる理由の一つです。
まとめ
いかがでしたか?3Dレーザースキャナーにも様々な種類があることが分かって頂けたかと思います。「何を計測するのか?」その目的によって最も適した3Dレーザースキャナーを選ぶことが重要です。
広い空間を計測したい場合にアーム型レーザースキャナーでは、計測できる箇所が非常に限定的です。また、金型を計測したいのであればハンディースキャナーを使います。据置型レーザースキャナーでは精度面での不安が出てきます。
あなたが計測したいものに合わせた3Dレーザースキャナーを探すことがまずは導入への一歩になるのではないでしょうか。以上、今回は3Dレーザースキャナーの種類についてお伝えしました。何か気になる点あればお気軽にコメントいただけると嬉しいです。