国史跡・重要文化財「適塾」

国史跡・重要文化財「適塾」

国史跡・重要文化財「適塾」

大阪大学適塾記念センター様が起案のクラウドファンディングプロジェクト「日本の近代化と感染症対策の原点、適塾の建物を後世に守り伝えたい!」に、3次元計測担当として当社も参画いたしました。適塾とは(正式名称:適々斎塾)、蘭医学研究の第一人者とされる緒方洪庵が開いた国内唯一の蘭学塾の遺構で、大阪最古級の町家として、国の重要文化財に指定されています。ここでは、種痘事業やコレラ治療など、医学史上の大きな業績が生まれ、また医学だけでなく、大村益次郎、福澤諭吉など、日本の発展に大きな影響を与える名士を数多く輩出した名門塾でした。

適塾について詳しくはこちら▶

今回の「適塾デジタルアーカイブ」では、当社が取得する3次元点群データと、株式会社クープ(qooop,ink)様にフォトグラメトリ、CG制作をご担当いただき、両社の技術を掛け合わせた、よりハイクオリティなデジタルツインデータが完成しました。当社では、±1mmの精度で点群データが取得できる地上型3Dレーザースキャナ「FARO Focusシリーズ」を使用し、外観や内観、屋根上、屋根裏に至るまで、隅々まで3次元計測を致しました。

地上型3Dレーザースキャナは、空間そのものをスキャンするため、触れることができない重要文化財などの計測にも適しており、正確な3Dアーカイブデータを取得可能です。また、今回のように高解像度画像と組み合わせることで、3Dレーザースキャナでは取得しきれない表面の質感まで再現されたハイクオリティなデジタルツインデータを作成可能です。 重要文化財などのデジタルアーカイブについてお困りの際も、お気軽にクモノスコーポレーションへお問い合わせください。

入り口側からの外観

スキャナの死角を補うため、オレンジの箇所すべてから計測

立面でクリッピングした画像

1階部分をクリッピングした画像

台所 中庭
塾生大部屋 刀傷が残る大部屋の柱
計測風景 3Dレーザースキャナと高解像度カメラでの計測風景

▼マウスのドラッグ操作にて自由な視点で3Dデータをご覧いただけます。(PC表示、スマホ・タブレットは横型表示推奨)

↑正常に表示されない場合は、こちらのリンクからご覧ください。(外部サイトhttps://sketchfab.com)

 

▼マウスのドラッグ操作にて自由な視点で3Dデータをご覧いただけます。(PC表示、スマホ・タブレットは横型表示推奨)

↑正常に表示されない場合は、こちらのリンクからご覧ください。(外部サイトhttps://sketchfab.com)

本プロジェクトについて、CGWORLD.jpにインタビュー記事が掲載されました。
詳しくはこちら▶CG・映像の専門情報サイト「CGWORLD.jp」で当社業務が紹介されました

使用機材【FARO Focus Premium】

使用機材【FARO Focus Premium】

軽量でコンパクト、タッチパネルで操作も簡単、防塵・防水(IP54)性能も兼ね備えながら、最大レンジ350m、3D精度±1 mmという高精度を実現した3DレーザースキャナーFARO Focus Premium。
360°カメラと組み合わせ、Flash Technologyを利用することにより、さらに高速なスキャンが可能に。最短28秒で3Dカラースキャンを完了。現場での作業時間短縮に大きく貢献します。

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