水中の3D計測

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3Dスキャニングソナーで水中を計測

水中の3D計測

港湾、河川など水中の構造物を3Dデータ化

水中の構造物や地形の3次元計測が可能な水中3Dスキャニングソナー『BV5000』を使用し、港湾、河川などにおいて、水中の構造物や橋脚などを高精度で計測し、3次元点群データとして取得できます。
橋脚やダムの洗掘調査、水門など河川構造物の堆砂状況調査のほか、水中物体探査にもご利用いただいています。
有線接続されたノートPCで計測したデータの閲覧が出来るため、計測現場で計測状況を確認いたくことも可能です。

◎点検支援技術性能カタログ掲載
技術番号:BR030027-V0122 スキャニングソナーとレーザースキャナによる橋梁基礎形状計測技術

水中3Dスキャニングソナー『BV5000』の特徴

  • 45°×360°の範囲を短時間(約6分)で計測します。
  • パン(左右)チルト(上下)回転によって全周囲に向けて音波を発信します。
  • 256本(1°×1°)の音響ビームを扇状に発射することで、周囲360度の3次元点群データを取得します。
  • GPS、モーションセンサーと組み合わせることで船舶の船舷艤装した動的環境下での計測が可能であり、マルチビームソナーのような移動観測やアンカリングしただけの状態で計測が可能です。
  • マルチビームソナーでの計測では把握が困難だった漁礁や港湾施設(桟橋下、護岸、消波ブロック)等の複雑な構造を、3次元データとして詳細に計測します。

悪環境でも計測可能

音波を用いて計測を行うため、水中の汚れの影響を受けにくく、濁水や視界ゼロの環境でも計測できます。
また、船舶に艤装するなど動的環境であっても、モーションセンサーやGPSと連動させ、正確な座標情報を取得します。

地上の3Dデータと統合も可能

地上型レーザースキャナや移動体計測の3次元データと統合可能で、水中構造物の正確な位置の把握などにもお役立ていただけます。

地上部と水中部の点群データの合成測

活用事例

・構造物の状態調査
・橋脚基礎、ダム放流地の洗堀調査
・ダム河床調査
・沈砂池堆砂量調査
・鋼矢板破損箇所調査
・防波堤・ダムの亀裂調査
・防波ブロック設置シミュレーション