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プレスリリース

国土交通省港湾局「港湾の施設の新しい点検技術 」にクモノスコーポレーションの技術が2件掲載されました

 クモノスコーポレーション株式会社(本社:大阪府箕面市、代表取締役:中庭和秀)は、国土交通省港湾局が活用を推進する技術が掲載されている「港湾の施設の新しい点検技術」に、2022年3月31日付で2件の技術が掲載されたことをお知らせいたします。

 

 当該技術はいずれも、当社の複数の点検技術を組み合わせて開発したものであり、様々な分野での点検機器・技術を保有する当社ならではのソリューションを提供しております。
 当社では今後とも、これらの技術を活用して、お客様の抱える様々なご要望にお応えしてまいります。

 

掲載HP:
国土交通省港湾局:港湾の施設の新しい点検技術 – 国土交通省 (mlit.go.jp)
https://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_tk5_000040.html

≪新規掲載技術≫

『スキャニングソナーとレーザースキャナによる3次元計測技術』(海中部の点検)
『光波測量機「KUMONOS」及び高解像度カメラを組み合わせた高精度点検システム「シン・クモノス」(海上部の点検)

港湾の施設の新しい点検技術とは

 国土交通省港湾局が、港湾管理者の人員・技術力不足や予算確保が厳しい中、港湾の施設の点検診断を効率的に可能とするような点検技術を取りまとめた技術集となります。港湾の施設の新しい点検技術は、機械点検技術として、①海中部の点検、②海上部の点検、③陸上部の点検の3つと、システム技術の計4分野から構成されています。
 また、港湾地域にかかる橋梁等の臨港交通施設の点検に関しては、国土交通省点検支援性能カタログの活用が可能となります。

掲載技術について

1.スキャニングソナーとレーザースキャナによる3次元計測技術(海中部の点検)

①技術の概要
 スキャニングソナーとレーザースキャナを組み合わせて、外郭施設や係留施設を3次元計測する技術です。護岸や岸壁といった海中部・海上部・陸上部にまたがる港湾施設の形状をシームレスな3次元データとして取り扱うことができ、コンクリートの亀裂・損傷や鋼材の孔食、消波ブロックの移動・沈下等を計測することができます。

②技術の特長
 地上から安全に、陸上部と海中部の損傷を把握することが可能であり、計測で取得した高精度なデータは、その後の補修工事等に活用することができます。

2.光波測量機「KUMONOS」及び高解像度カメラを組み合わせた高精度点検システム「シン・クモノス」(海上部の点検)

①技術の概要
 本技術は、遠方より対象物の形状・変状を計測できる「KUMONOS」※と高解像度カメラ(フルサイズセンサーのデジタル1眼レフカメラ)の画像データ及びそのデータ補正を組み合わせることで、従来のカメラ点検より短時間で正確に現場における点検とデータ解析が可能な技術です。
※トータルステーションにクラックスケールを内蔵し、対象物及び変状の形状・幅を遠方より正確に計測し、自動図化(CAD化)できるシステム。

②技術の特長
 「KUMONOS」で計測した対象物の形状やひび割れ幅をもとに、高解像度カメラによる撮影画像を補正します。補正した画像データから損傷を抽出することで、CADデータや画像データとして現場の状況を記録できます。

▼損傷図作成イメージ

本件に関するお問い合わせ

クモノスコーポレーション株式会社 広報課 
電話番号:072-749-1188(平日 9:00~17:00)
お問合せはこちらから
http://kumonos.jp/contact/kantan/