こんにちは!!今回は、企画開発部の倉田が担当します。よろしくお願いいたします。
新年度を迎え、新たな出会いや環境の変化があった方も多いのではないでしょうか?我が企画開発部では5月に新入社員が配属され、新たな仲間が加わりました!!心強い戦力の増強ですっ!
さて、今回は、「Pegasus:Backpack」についてご紹介させていただきます!!
Pegasus:Backpackってなに?
「Pegasus:Backpack」とは、Leica Geosystems社製の背負型移動体計測器のことです。
この本体の中には3Dレーザースキャナやカメラ、各種センサーを内蔵しており、背負った状態で計測を行います。
「Pegasus:Backpack」があれば、人が歩ける場所ならどこでも、GNSSによる位置情報の取得ができない場所でも3次元計測が出来ます。
Pegasus:Backpackの計測実績
ネパールでの3次元計測
まずは、海外での実績です。2017年、経済産業省の補助金事業「飛びだせJapan!」に採択され、ネパールの首都カトマンズにて計測しました。
現地では、2015年に発生した地震被害が色濃く残っており、車両が進入できない箇所で活躍しました。また、物珍しい機器であるため、たいへん注目を浴び、人だかりもできるほどでした。
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市街地を計測中
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現地では囲み取材もっ!
大阪大学箕面キャンパス跡地での3次元計測
続いては、国内での計測実績です。当社の「Pegasus:Backpack」にとって、初の公共事業実績となりました。
大阪大学は、今年4月に箕面キャンパスを移転しました。その跡地を活用するために3次元計測を行い、1/1000スケールの平面図とコンタ図を作成する業務を実施しました。
キャンパス跡地は、教育棟などの建物に加えて、険しい斜面地も含まれていました。そのため、斜面地の計測後は、ヘロヘロになり、とても疲れました。その時の写真です。
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斜面地を計測中
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開けたポイントで衛星を捉え中
もちろん、Pegasus:Backpackを背負って平面地を計測する際にも、上下振動を少なくすることに意識しながら歩く必要があり、体に負担がかかります。(まるで、ASIMO※に似た歩き方になります!)
※「ASIMO」は、本田技研工業株式会社の登録商標です。(登録番号第4496097号)
しかし、苦労した分、取得した3次元データを見ると、達成感を味わうことができました。本当に良い経験ができました。
また、今回の計測では、作業時間の削減と効率化を図るために、車載型の「Pegasus:Two」と組み合わせて計測することを提案しました。
この提案により、道路部の計測は車載型で、それ以外は、背負型を使って計測を行ったことで、様々な構造物があるキャンパス跡地を2日間で計測を完了しました。
併用した車載型「Pegasus:Two」
ぜひとも企画開発部にっ‼
企画開発部では、背負型「Pegasus:Backpack」での計測に加え、車載型「Pegasus:Two」での計測も行っています!ご興味のある方、詳しくお知りになりたい方は、お気軽に倉田までご一報ください。
昨今では、新型コロナウイルスの第4波が到来し、以前に増して緊張感のある時期ですが、体調に十分お気を付けてお過ごしください。